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日本に名高き義経が忠臣、武蔵坊弁慶

史実での武蔵坊弁慶

「源義経」の相棒として名高き「武蔵坊弁慶」。 確かに実在したようではありますが、どうも彼の物語として伝えられる「弁慶の泣き所」であったり、「弁慶の立往生」などは後世の創作であるようです。

彼について当時に語られたのは、「吾妻鏡」という文献において義経の配下のうちのひとりとして記されたのみ。

彼の活躍についてはほんの少しですら語られたものはありませんでした。

五条大橋の戦い

創作ではあっても、弁慶にまつわるお話で有名なのが、五条大橋での義経との出会い。

道行く人を襲いながら千本の刀を集めようと計画していたのですが、999本を集め、まさに千本目を奪おうと襲い掛かったのが義経だったのです。

笛を吹きながら橋をわたる義経の姿は有名ですね。

意気揚々と勝負を挑む弁慶ですが、義経はおどろきの身軽さで飄々といなし、ついに弁慶は返り討ちにあいます。

弁慶はたまらず降参し、以降、義経の忠臣として最期まで供をすることになるのでした。

弁慶の逸話

五条大橋のみならず、弁慶には複数の逸話が存在します。

一説によれば、義経を庇護した僧兵らのいろいろな所業が、寄せ集められて誇張されたものが現在知られる弁慶の逸話のもとになっているともいわれています。

さて、弁慶の逸話の中で有名なものといえば、前述した弁慶の泣き所弁慶の立ち往生のほかに、弁慶の七つ道具内弁慶などがありますね。

弁慶の泣き所とは、人間の体のなかでもぶつけると特に痛い部位をさす言葉。 大抵のひとは“脛(すね)”をまず思い浮かべるでしょう。

脛以外にも、アキレス腱であったり、中指の第一関節から先もそう呼ばれるようです。

弁慶の立ち往生は、義経を守るために矢の雨をその全身で受け止め、仁王立ちのまま息絶えたという伝承。 転じて、命を投げうってでも主人を守る忠義に厚い臣下を指す言葉。

弁慶の七つ道具は、弁慶が持っていたとされる7つの武器を指す言葉。 そこから転じて、7つ揃って一式となるものを“○○の七つ道具”と呼ぶようになったそうな。

有名どころだと“盗賊の七つ道具”とか。 遊戯王で遊んでた人にはわかるかも。

内弁慶は、家庭内では威張りちらすのに、一歩外にでると途端におとなしくなってしまう人を指す言葉。 テレビドラマの引きこもりキャラとかが、よく内弁慶な感じに表現されてますよね。

Fateシリーズでの武蔵坊弁慶

「Fate/GrandOrder(FGO)」にて、☆2ランサーのサーヴァントとして、☆3ライダーの「牛若丸(源義経)」と共に初登場。

イベントなどでちょこちょこ出てきては義経をイジったり、義経にイジられたりという漫才的くだりを披露する面白キャラ。

かと思えばメインストーリー第七章にてカッコいいところを見せてくれたり、低レアなのにかなりキャラの立っている人物です。

しかし、FGOにおける彼は本当の弁慶ではなく……?

弁慶の名を騙っているのは伊達や酔狂からではなく、ちゃんとした理由あってのこと。

弁慶の正体

FGOにて召喚できる弁慶の正体。 それは、彼と同じく義経の臣下のひとりであった「常陸坊海尊(ひたちぼうかいそん)」

弁慶、義経らと最期を共にすることができず、自分だけ生き残ってしまったことを恥じ、仙人となりその後数百年ものあいだ弁慶や義経らの物語を後世へと伝え続けた人物。